映画「ただ、君を愛してる」見てきました。

この映画を見に行こうと思ったきっかけは
予告編で見たときに感じた「清らか」という雰囲気。


見つめあう玉木宏さんと宮崎あおいさんの姿。
そして二人の瞳。
その二人を見守るような青々とした木々。
私の感性がくすぐられたような感じがしました。


あと、宮崎さんの演技を過去一度も見たことがないこと
ドラマ「のだめカンタービレ」にでてコミカルな役を演じている
玉木さんと小出恵介さんの別の顔を見てみたかった
という2点にも興味がありました。



ドラマの内容はこちらを参照してください
http://www.aishiteru.jp/index.html






見終えたときには・・・
周囲からは鼻をすする音が数多く聞かれましたし
目を腫らしている人も多かったです。
私も同様でしたけど。



「生涯ただ一度のキス ただ一度の恋」
この言葉から、結末というか運命は予感していたのですが
この予感が外れてほしいと物語が進むほど強く願うようになりました。
予感どおりだったのに、すごく裏切られた気分も感じました。



それほど静流*1のことを好きになったんでしょうね。
静流は子供っぽいところがあるけど、天真爛漫な女の子。
純真なだけじゃなく、思いやりの心も併せ持っていて
だから好きになった誠人*2がみゆき*3に心を寄せていることに気づいても
自分の気持ちを隠すことなくぶつけながら、誠人の恋を応援するのですから。



「私はただ、好きな人が好きな人を、好きになりたかっただけ」
こんな言葉、私は絶対言えない。




「誠人、見ててね。
これから成長して誠人がびっくりするくらい、いい女になるんだから。
後悔したって知らないからね。」

劇中のこの言葉はとてもほほえましく感じたのですが
終演後、この言葉をかみ締めると本当に切なくなってしまいます。






もうこんな純粋な心で恋愛はできないでしょう。
だけど、そんな心への憧れは抱き続けていたいし
心のどこかではそんな
若く、青く、苦しく、痛く、そして美しく優しい愛情を大切にしたい。


そう思えた作品でした。

*1:宮崎あおいさんが演じてます

*2:玉木宏さんが演じてます

*3:黒木メイサさんが演じてます