「飯田圭織ファーストソロライブ『アヴニール〜未来〜』地中海キャンバス」昼の部


開始5分前に会場に到着したためあわただしくテーブル席に着席しました。
会場を見回すとお客さんの男女比はおよそ9:1。
「ジャケット着用にご協力ください」と事前にいわれていたため
男性は大体スーツで、ネクタイは7割の方がつけておりました。
中にはチャイナドレスの上にジャケットを着た男性も(^^;
その中で目立ったのは隣のテーブルにいた女の子。幼稚園くらいかな。
お母さんと一緒にきていて、そのドレス姿がかわいいのなんの。
その子はステージからすぐ近くでしたね、最高の特等席になるはずです。
私のテーブルはステージから2列目・・・それでも通常のホールだと4列目ほどの良席でした。

そしてお食事が運ばれ始めました。


今回のメニューは
・若鶏のガランティーヌ  ラタトゥイユ添え
・帆立貝と海老のフリカッセ  リゾットとともに
・チーズ風味のムース  赤い果実のソース 
・珈琲
このようなものになっておりました。
豪華なものでしたがランチらしくボリュームは控えめ・・・でしたね。
上に書いたとおりリゾットにはてこずりましたが。
私が座った4人テーブルには男性4人が着席。
聞いたところ東京から2人、大阪から1人、・・・香川から1人(^^;
やっぱり驚かれました。


1時間後ライブがスタート
飯田さんからの音声テープが流れました。
その流れでバンドの皆さんが登場、そして
このライブのプロデュースもされたシャ乱Qたいせーさんが登場しました。
たいせーさんからは今回のライブのコンセプト
「(飯田がイメージする)いい女」「大人のライブ」という説明が。


今回香川から飯田さんのこれに行こうと思ったのもまさにそれ!
過去の3枚のアルバムを聴いているとホールのステージで熱唱するのもいいけど
洒落たレストランやバーで歌ってほしいなぁ〜と思っていたのです。
そんな夢に描いたことが実現するのですから・・・行こうと即決しましたね。


またたいせーさんより
「飯田たっての希望ということで
ライブ終了後皆さんを握手でお見送りいたします。
その際には写真撮影も行います。
その都合上アンコールはなしということでご了承ください」ということでした。
お客さんも驚いていましたね。予想していなかったでしょうから。
私は何回かお仕事などで直にお会いしたことがありますが
握手はしたことがありません(当たり前か)。
握手に緊張すると同時に・・・よかったぁ〜サウナ行ってて!
つめが黒かったら悪印象もたれますしね。


そして演奏はスタート。
1曲目は彼女のソロデビューシングル「エーゲ海に抱かれて」。
そのメロディーに乗って飯田さんが登場しました。
小さなどよめきと大きな拍手で彼女を迎え入れました。
実は髪を切った彼女を正面から見るのはテレビなども含めて初めてです。
きれいだな〜と見とれていましたね。

セットリストに沿って

01.エーゲ海に抱かれて
私も大好きな歌でこの曲を聴いたときには本当に作成者に感謝を覚えました。
青いドレスがまたこの曲調と合っていますしね。

02.オー・シャンゼリゼ
これは誰もが知っている曲でしょう。
エーゲ海」は静かに聴いていたお客さんも飯田さんに促され手拍子をします。
大人の女のライブ・・・私の理想そのままに進行していっています。
本当に夢のような気分でしたね。
その夢をずっと直視していかなくちゃと気を引き締めます。

03.砂に消えた涙
2nd.アルバム「パラディノメ〜恋に身をゆだねて〜」収録。
悲しい失恋の歌ですが、こういう歌でこそ彼女の地中海カバーのよさが出てきますね。
彼女も「いつか皆さんの前で歌いたいと思っていた」と言ってましたし。



髪を切ったことや音楽好きのご両親の歌を聴きながら育ったという話でした。
そして小さいときから歌を歌うのが大好きだったという彼女。
そして彼女の目にとまったのは・・・上にてふれたちっちゃな女の子でした。
女の子に声をかけて「5歳ですか〜」と今までの落ち着いたしゃべりから一転して
急に子ども言葉になりましたね。
お母様は恐縮しまくりでしたね。
さてそんな歌が大好きな彼女の歌手としての原点である曲として・・・


M04.愛の種
このメロディーが流れたときは私もおぉ!と思わず声をあげてしまいました。
私にとっては大学受験を控えていたときで
メジャーデビューをめざしてレコーディング、手売りをがんばるモーニング娘。
刺激を受けつつ勉強をしていました。
本当にいい刺激になったし、彼女たちには感謝を覚えるほどです。
それから7年以上・・・こんなに長いお付き合いになるとは夢にも思いませんでした。
感慨深く曲を口パクで口ずさむ。
飯田さんも会場中を歩きながら熱唱。
彼女が近づいたテーブルの人はみんな笑顔で軽くお辞儀をしています。
この雰囲気・・・本当に最高です!
中には涙を流している方もちらほらいましたね。
彼女がこの歌を人前で歌うのは・・・意外にもメジャーデビュー後初めてなんだそうです。
(ライブにはじめていったのは2001年の4月でしたから)
「髪を切って夢をみがく 好きな空を目指すために」
なんか今の彼女とスイングしますね。


05.卒業写真
松任谷由実さん・・・当時は荒井由実さんの歌だったかな。
小学生の時に歌好きが高じて合唱部に入った飯田さん。
そのときに歌った歌なんだそうです。
原点というよりはそこまでの礎って感じなんでしょうね。
いろんな歌を聴いて、恋愛もしたことがないのに失恋の歌で涙していたという彼女。
感受性の鋭さはやはり子どものころからあったんですね。


06.あなたに逢いたくて
飯田さんが尊敬する松田聖子さんのヒット曲です。
彼女がはじめて聖子さんとテレビでいっしょになったときに
ボロボロ涙を流していたのがすごく印象的です。
この歌は本当にいつかカバーとしてもCDに入れてほしいですね。



飯田さんは2月にフランス・イタリア・モナコと旅行に行ったそうです。
その話やフランス料理について。
この日の料理に出たのはその中でも家庭的な料理とのことでした。
そして地中海レーベルのお友達、ルカさんを呼びます。
旅行の話をし、飯田さんはいったんステージを降りてお着替え。
ルカさんのステージが始まります。


07.赤い月(To kokkino fegari)
08.愛してしまった(Agapesa)
初めて聴いた曲でしたのであまりコメントなどはできませんが
ルカさんの歌声は本当に情熱的でパワフル。
赤いドレスがまたその力を増幅させているように感じましたね。
情熱的な地中海沿岸の歌に純粋な興味をもてました。


09.淋しい熱帯魚
飯田さんが戻り、2人で何か歌おうということになり
Winkのこの曲を歌います。
私にとってこの曲は小学5年生くらいの曲でしたね。
二人もおなじみの振り付けをしていましたし、私もこの歌を口ずさんでました。
ルカさんはこの曲でステージを降りましたが姿が消えても鳴り止まない長い拍手が
彼女の歌のすばらしさを証明していたように感じます。

夜公演では相田翔子さんが来られていたとのことです。


10.リラの季節
この歌はすごくみなさんも聞きたい歌のようでしたね。
飯田さんも「ファンの皆さんを頭に浮かべながらこの歌を歌った」と言ってましたし。


11.Everyday Everywhere
スペシャルゲストとして稲葉貴子さんが登場!
会場全体が大きなどよめきと拍手が起こりました。
飯田さんとはプライベートでよくお出かけするそうで
お互いのお酒の好みなどをトークしていましたね。
その稲葉さんが太陽とシスコムーン時代の壮大な名曲であるこの曲を歌ってました。
解散ツアーには私も見に行ったのですがこの曲は歌われなかった・・・確か。
それがここで聴くことができたのも感動しましたし
何より稲葉さんの歌の良さを再認識・・・いやすごく感じましたね。
もっともっとこういう歌をハロプロのステージででも歌ってもらって
客席を静まらせるくらいの歌を聴いてみたいと思いました。


M12.オサヴリオ
M13.シェルブールの雨傘
M14.バラ色の人生
ここからは1stアルバム「オサヴリオ〜愛は待ってくれない〜」から3曲。
彼女の世界観と歌声に感動した作品でした。
原曲はあまり知らないのですが、関係者の方にも好評なようで
「原曲の世界に限りなく近い。モーニング娘。として多忙なはずなのに
ここまでのことができるなんて本当にすごい」というレビューも見ました。
彼女の歌声にプラスして表情も本当に情熱的で
歌声を聴いていると本当に日本人の発音とは思えないですよ。


ライブは終了し、飯田さんはお見送りの準備。
私は入場時にもらったアンケートを書きますが・・・書きたいことがいっぱいです!
そのため会場を出るのが最後らへんになってしまいました。
一人ずつ退場するためその列はみんな緊張していました。
私もめっちゃ緊張しています。


そして私の番に。
私「お疲れ様です。すんごくよかったよ」
飯「お疲れ様です。遠いところから」
私「見に来て本当によかったよ」
飯「ありがとうございます」
(手を差し出される)
私「あ・・・握手。こういうのってかえって緊張する。普通しないし」
飯「はい」
(握手する・・・手に汗かいてなかったろうな)
私「ありがとうございました」
飯「ありがとうございました」
私「あ・・・カオリ」
飯「はい?」
私「髪切ってはじめて見たけど・・・お綺麗です」
飯「フフフ・・・ありがと」
私「それじゃ」
飯「は〜い」



下に下りるとお客さんが集まっていて
握手&ポラロイド撮影の興奮のまま話をしていたり写真を見せ合ったりしてましたね。
本当にこのライブに行って良かったと改めて実感しましたね。


4月からも不定期で開催されますが
一般発売はおこなわれるかどうかはまだ未定なんだそうです。


またこのようなライブが行われるならば行ってみたい、
い〜や、行きますよ!
みなさんも飯田さんのアルバムは3作出ていますので
聴いてもらえたらいいなと思ってます。