仰木彬さんの訃報を聞き


初めて仰木前監督(以下、仰木監督と書きます)の訃報を知ったのは
この日の午前中でした。
出勤前にニュースを見ておこうとテレビをつけたときに
この信じられないニュースが目に入りました。


ちょっと前までオリックスバファローズの監督をしていたのに・・・


そりゃ体力的な理由で勇退されたのも知ってますよ。
でもそれはあくまで年齢的にきつくなったものであって・・・


ナレーションでは「肺がんによる呼吸不全による」とのことでした。


本人はオリックスバファローズの監督就任時には
体ががんに侵されていることを知っていたのでしょう。
命もそう長くないことを感じていたのだと思います。


そういえば夏もウィンドブレーカーを着ていたし・・・
言葉や姿から「今にして思うと」というところがいくつか思い浮かびます。


私にとって一番思い出に残っているのは
1995年の日本シリーズ
ヤクルトスワローズvsオリックスブルーウェーブ


阪神・淡路大震災のあったこの年、
オリックスの活躍は被災者の皆さんに力を与えました。
オリックスのリーグ優勝には私も感動しましたし、
私の応援するヤクルトと戦うとなったとき、鳥肌が立ちました。


ヤクルトを率いる野村克也監督のID野球
オリックスを率いる仰木彬監督の仰木マジック
まったく相対する対決に私の心も躍りまくりでした。


監督だけではありません
イチロー田口壮、D・J、ニール、藤井康雄大島公一中嶋聡三輪隆小川博文・・・
投手も
佐藤義則小林宏平井正史・・・
戦っていて本当にいい選手たちばかりのチームだと思いました。


特に
2,3戦で守護神平井投手を崩して逆転勝利したこと
4戦での小林投手とオマリー選手の14球勝負は忘れられないと思います。
翌年も戦ってみたかったですね。


仰木監督・・・
あのときのブルーウェーブはもちろん
今年のオリックスバファローズ・・・すばらしいチームでした。
特に
谷佳知クリフ・ブランボー北川博敏のクリーンナップは
非常に魅力的でした。
来年、さらに脅威となることでしょう。


イチロー、田口、野茂英雄をメジャーに送り出したのはもちろん、
パンチ佐藤金村義明が芸能界に入ったのも仰木さんのアドバイスが大きいと聞きます。
仰木さんの下で活躍した人の話を聞くたびに
ものすごく慕われていた人だったんだなと思います。


仰木監督、本当にありがとうございました。
本当に、お疲れ様でした。
安らかにお眠りください。


天国でこの世のプロ野球を見守ってくださいね。


ご冥福お祈り申し上げます