東京女子大生誘拐事件・・・解決後の報道について

26日の昼に発生した女子大生の誘拐事件。
無事に発見されてほっとしました。


それで終わると思いきや・・・


スポーツ紙や雑誌広告とかを見ていると
被害者になった親子を必要以上に取り上げているような気がするんです。


「母親はカリスマ美容外科医」
「女子大生にして社長。高級外車を保有」・・・とかなんとか。


なんかさぁ・・・
俗物の妬みを感じるんですけどね。


といいますか、
誘拐事件で苦しんだ二人に対して
なおさら苦しめているような気がするんですよね。


「お前らは贅沢な生活をしているから、狙われたんじゃ」と
「お前らにも原因の一端はあるんだぞ」という意図が感じられるような
報道に感じるんですよ。


「知る権利」とマスコミは言いますが
犯罪被害者の心情こそ最も尊重する権利なんじゃないでしょうか?
最近は過剰な取材を自粛する動きも出てきてはいますけど、
この件、外傷のひとつもなく救出されたということで
「無事解決」となっているんでしょうけど
彼女の心は傷ついているんだと思います。


犯人ではなくマスコミがさらに傷つけるような二次災害だけは
防がなければなりません。