「モーニング娘。コンサートツアー2006 秋 〜踊れ!モーニングカレー〜」倉敷公演


昨年9月にあった後藤真希さんのコンサート以来
1年ぶりの倉敷市民会館です。


私の席は2階席の2列目でステージ中央付近。
めがねをかけると視力が1.0になるので、メンバーの顔は十分わかるし
表情ももしかしたらわかるかもしれない・・・そんな感じの距離です。


ステージを見ると「カレー」にちなんでか
インドのタージ・マハルをイメージしたようなものになっており、
両サイドには「スパイシー」を表現する炎がセットされておりました。


客席を見渡すと、入りはおよそ9割ほど。
男女比はおよそ9:1といったところです。

開演前は隣に座っていた方と話していたのですが、
モーニング娘。のコンサートにこられたのは初めて、とのこと。
驚きながらも、楽しんでほしいなぁとおもいました。


そうこうしているうちに館内が暗転し、
スタートを告げるVTRがはじまりました。


1. 踊れ!モーニングカレー
黄金色のインド風ドレスで登場してきたモーニング娘。8名。
このツアーのテーマソング(たぶん)を歌います。
全くの未発表曲なのですが、初めて聴いた人でも楽しめるコミカルな曲なので
1曲目に持ってきて場内も楽しく温まったと思います。


2. TOP!
アルバム「No.5」から。
イントロの際に各メンバーの紹介がビジョンで行われました。


3. ハッピーサマーウェディング
そういえばこの曲もエスニックなイメージになっていて、
インド風のドレスで歌ってましたよね。
懐かしさを感じました。


セリフ部分は吉澤ひとみさんが担当。
照れながらもキリリとした瞳で話していたのが中澤裕子さんと
大きく違ったところかなと思いました。
また吉澤さんはこの曲でデビューしたので、
感慨深さもひとしおだったのではないでしょうか


MC
倉敷市民会館の皆さん、ようこそ!」と吉澤さん。
ここでは短く挨拶をして、次の曲へと向かいました。


4. THE マンパワー!!!
5. YAH! 愛したい!

アルバム「ベスト!モーニング娘。2」に収録されている曲。
この曲は私もコンサートで見たいと思い続けていた曲なので
イントロが流れてきたときは、思わず「おっ」と口に出してしまいました。


今回はダンスチューンになっていましたが、
今度は生バンドで見てみたいなぁと強く思いますね。
ほんっと、ブラスアレンジがかっこいいんだもん。


6. Ambitious! 野心的でいいじゃん
大好きな曲ではあるので、曲は何回も聴いたことがあるのですが
目で見るのはテレビを含めても初めて。
時にせわしく感じる部分もありますが、想像通りのカッコイイ振り付けになってましたね。



MC
ツアータイトルにちなんで
メンバー全員がそれぞれに好きなカレーを一言ずつ添えながら自己紹介。
甘口が好き、辛口がすき、シーフードカレーが好き、ナンがすき・・・いろいろです。


その中でも一番共感ができたのは
「カレーには冷ご飯!」といった吉澤さん。
カレーを食べた翌朝の冷えたご飯に冷えて固まったルウを乗せて食べるのがうまいんですよ!
(もしかしたらルウは温めているのかもしれませんが・・・)
冷ご飯ってそれだけで甘さが際立ってますしね。



7. チャンス チャンス ブギ
「SEXY BOY」のカップリング曲。
最近はカップリング曲もたくさん歌われるようになりましたね。
久住小春さん(14歳)を除けば
みんな17〜21歳という私の中では女性の「第一の旬の頃」。
例えたら、初恋を経験したあとの年頃ってことか。
ブギウギを歌う姿はかわいくもあり、ほのかながらに色気も感じられます。

ちなみに「第二の旬の頃」とは
27〜32歳くらい・・・


8. 涙が止まらない放課後/吉澤・高橋・新垣・亀井・道重
メインパートを歌う道重さゆみさんと
ハモリを担当し、彼女の声を支える吉澤さんと新垣里沙さん。
こういうときに支え役の方に注視するのは私だけ・・・?


9. 恋人は心の応援団/田中れいな
懐かしい「カントリー娘。石川梨華(モーニング娘。)」の曲を
田中れいなさんが一人で歌います。
睨みをきかせてハードで荒っぽい曲を歌うイメージが強いのですが、
このような可愛らしい曲ならそれに合わせてかわいい顔と歌もできるんですよね。


10. バラライカ/月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)
アニメ「きらりん☆レボリューション」で
主役「月島きらり」の声優を務めている久住さん。
この名義で7月にソロデビューを飾りました。
コサックダンス風の振り付けとダンサブルなメロディが印象的です。


11. Thanks!/藤本美貴
松浦亜弥さんと組んだユニット「GAM」での曲を一人で歌います。
悪くはないけど・・・やっぱりこの曲は一人では・・・。
この曲でのパートナーであり、大親友である松浦さんの近況を心配していることでしょう。


12. 「すっごい仲間」/吉澤・藤本・亀井・道重・田中・久住
アルバム「No.5」より。
この歌が終わったら、藤本さんと田中さんは仲良くステージを降りたのですが
久住さんはなぜか曲が止まってから踊りながらステージから消えていきました。
呆然と眺める3人がなんかおかしかった。



MC (吉澤・亀井・道重)
吉澤さんを司会に2人の「パニックになった話」を聞く。


道重さんはコンサート開演前にトイレの鍵が開かなくなってしまい
かなり慌てふためいたそうです。
幸い「さゆ〜、どうしたの?」と隣に亀井絵里さんがいたから助かったそうですが・・・
奇遇なことにさらにその隣には吉澤さんがいたそうです。
吉澤さんは道重さんが「誰か助けて〜」と困っている状態を楽しんでいたんだとか。


この秋からソロでラジオ番組を始めた道重さん。
話し方のリズムが良くなったのが印象的でした。


13. 声/高橋・新垣
アルバム「恋の第6感」より。
5期メンバーである高橋愛さんと新垣さんはもうベテランの域に入っています。
こちらも安心してみていられるし、
この夏で同期である紺野あさ美さん、小川麻琴さんの卒業を見届けて
また一つ強くなったような感じを受けました。


14. ファインエモーション!/藤本・田中
モーニング娘。で「俄然強め」な性格で知られるコンビが
明るく爽快感あふれるこの曲を歌います。
田中さんソロのところででも書きましたが
この2人って本当に表情での表現力が豊かですよね。


MC (藤本・田中)
そんなお2人がおくるトーク
「ファインエモーション」とは「最高の瞬間」という意味もあるそうで、
2人それぞれの最高の瞬間を話す。


田中さんは「2時間待った末にのったタワーフォール」が落ちるときの一瞬。
タ、タワーフォール??
お客さんから「フリーフォールだよ」って突っ込まれてました。
田中さんも「フ、フリーフォールいうと??」と笑いながら博多弁で。
藤本さんが「タワーが落ちてどうすんの??」とつっこむ。


藤本さんによると
「最近ねずみさんがいるところにできた、エレベーターが落ちるやつだと思います」とのことでした。


藤本さんは「二度寝の瞬間」。
わかる!
あのコテンと意識が遠のく瞬間がいいんだよね。



15. わ〜 MERRY ピンX'mas/重ピンクこはっピンク
アルバム「レインボー7」にて出てきたこの"イタカワイイ"ユニットがこの秋も登場。
名前のとおり道重さんと久住さんが
淡いピンク色の衣装に身を包んでかわいいクリスマスソングを歌っておりました。
歌の間は良かったのですが、
ステージからはけるときは「キャハ!」「キャハ♪」とはしゃぎながら。
イタさも相変わらず・・・。


16. シャボン玉/吉澤・亀井
この曲では主に吉澤さんがメインで歌い、亀井さんがその周りで踊るというスタイル。
鬼気迫る表情で歌う吉澤さんと、
男に捨てられた惨めさをダンスとセリフで表現した亀井さん。
今までのモーニング娘。のライブ内では無いスタイルでしたね。


17. 恋ING
前の曲から引き続いて、吉澤さんと亀井さんが歌います。
この曲は亀井さんがメイン。
恋をしている女性の幸せな表情で歌ってくれています。
2コーラス目からは他のメンバーもステージ上に現れました。


ここからは再び8人のステージです。


18. ラヴ&ピィ〜ス!HEROがやって来たっ。
絶えず腕を振り上げる曲。
LOVEマシーン」や「ザ☆ピ〜ス!」に替わる盛り上がりナンバーになってますね。
昨年のライブで筋肉痛になりました。
今年は体も鍛えたことだし、大丈夫だろうと思いましたが・・・
ファミリー席なので腕を振り上げるのはやめました。


19. 恋のダンスサイト (VTR)
メンバーはステージ上から消えて
ビジョンにはこの曲のVTRが流れます。
もちろん発売時のままではなくて
このツアー用にアレンジされていますが。
(カレーにちなんでましたね)
聴いていながら思ったのですが・・・
この曲が発売されたとき、今の8人はだれもモーニング娘。じゃなかったんだなぁって。


ウッハ!ウッハ!と力を込めて作ったカレー。
最後に道重さんが現れて・・・


「お・ま・た・せ♪」
そこからメンバーが再度ステージ上に現れてライブ再開です。



20. HOW DO YOU LIKE JAPAN? 〜日本はどんな感じでっか?〜
アルバム「レインボー7」収録曲。
世界中の人々に日本を紹介するような曲。
同じように、今日初めてモーニング娘。のコンサートを見る人に
彼女たちはどのように映っているのでしょう?


21. いきまっしょい!
2002年のアルバム「4th.いきまっしょい!」収録曲。
モーニング娘。のライブ前の掛け声は「がんばっていきま〜っ、しょい!」なんですけど、
今も吉澤さんを中心に続いてるのかな・・・と思いました。


22. 色っぽい じれったい
フラメンコのメロディはいつ聞いても情熱的な気分にさせてくれます。
亀井さんと久住さんのセリフ部分も最初は余計に感じていましたが、
今は二人とも声の表現が良くなったのか、この曲の世界に不可欠になったように思えます。


新垣さんが「ラスト2曲、飛ばしていくぜぇ!」と声を張り上げた後、
23.SEXY BOY 〜そよ風に寄り添って〜


24. 青空がいつまでも続くような未来であれ!
明るく爽やかな曲調もさることながら、
メンバーが円を作って踊ったり、
ジャンケン列車のように肩を持ってステップを踏んだり、
こういったところで私もなんか気分よくなれるんですよね。



アンコール
今回はじめて気がついたのですが
アンコールの際に出てきて、吉澤さんが「アンコールありがとうございます!」といった後、
メンバー全員が深々と頭を下げていました。
間違いなくこれは吉澤さんがリーダーになってからはじまったこと。
見ている方も清々しく感じます。


MC
ライブの感想をそれぞれ。
印象深かったのは久住さんが
「今日は月島きらりとして、そしてモーニング娘。として・・・
・・・(噛む)
すみません、もう一回お願いします」。


TAKE2。
「今日は月島きらりとして、そしてモーニング娘。としても・・・
・・・(また噛む)
すみませ〜ん、本当にごめんなさい〜」。


さすがにたまりかねたのかサブリーダーの藤本さんが注意しようとするが
「あのさぁ、月島きらい・・・
・・・(噛む)
私まで噛んじゃったじゃないのよ!!」


場内大爆笑でした。
ちなみに久住さんの感想は
月島きらりとしても、モーニング娘。としても歌えて2倍うれしい」ということでした。




25. 歩いてる
新曲です。
ミディアムテンポのメッセージ性の高い曲です。
派手な曲ではないけれど、聴き心地のいい曲でした。


26. そうだ! We're ALIVE
最後の曲です。
この曲のフルコーラスを見るのは初めてでした。






10ヶ月ぶりのライブレポート。
グダグダ感が満載になってしまいました。



だけど、彼女たちのライブは本当にビシッとしたもの。
1時間50分という短い間にも、
明るかったり、楽しかったり、ハードだったり、面白かったり・・・
そんなスパイスがふんだんに盛り込まれた
まさに調和の取れたカレーのようなコンサートだったように思えます。


亀井さんと道重さんのパフォーマンスの急成長も感じたし、
新垣さんも見る側からも頼られるメンバーへ変貌していたし、
吉澤さんの凛々しい表情にも驚かされました。


世間的な人気や注目度は落ちているかもしれませんが、
彼女たちは進化し続けています。


それは声を大にして伝えたいですね。