泣いても、泣いても溢れ出す、君への想い。

中日ドラゴンズ井端弘和選手が打席に経った際に
スタンドから送られる大合唱に今でも心が震えるZPnorth1でございます。



その井端選手、今日ホームランを打ちましたね!
さすが12球団一怖い2番打者だ・・・と改めて思いました。




さて、今日は2週間ぶりに映画を見てきました。


今回見てきたのは「涙そうそう」。
私の周りでも関心の高い作品でしたし、
テレビででもパワープッシュされてました。


妻夫木聡さんと長澤まさみさんが演じる義兄妹のほほえましいやりとりから始まり、
妹に心配かけまいと心身をすり減らす兄と、兄の姿を切なく思う妹。
兄が詐欺に遭った所から物語は曇りはじめ、
兄妹がぶつかり合ったシーンから、私の涙腺が緩み始めました。




私はどうしても兄側から見てしまいますね。
妻夫木さんが演じる爽やかな笑顔を絶やさない、妹思いの兄ィニィって
「理想の兄貴像」なんだろうなと思います。
私から見ても
「ちょっと兄ィニィ、がんばりすぎやで!」って思ってましたから。


そんな兄ィニィを見て、
心配から甘えられない妹:カオルを演じた長澤さん。
天真爛漫な笑顔を見せたかと思えば、
兄を思う切ない気持ち、
またちょっと恋愛感情に近いような愛情から来る微妙な感情が
見ている方にも一直線に伝わってきましたね。


また兄ィニィの彼女役で出ていた麻生久美子さん*1も、恋人の妹が現れて「自分だけの人」でなくなってしまったような寂しさが見て取れました。
あらすじを見たところで「恋人を捨てる悪い役」になる展開を予感していたのですが・・・。





ストーリーに話を戻すと
物語を見終わった後に残るのは、涙。
涙をこらえるために鼻をつまむカオルに
「泣きたいときは、我慢せずに泣けばいい」と。


愛する人と別れたとき、涙が出るのは自然な感情だと思います。
涙そうそう」とは涙が絶えずボロボロ流れ続ける状態のこと。
誰だって涙が出る前にはこらえようとしますよね。
だけどそれでも出てしまったら・・・
とことん泣いて泣いて、涙が枯れるほど泣いた後
また歩いたらいいんじゃないか・・・そんなことを教えてくれたストーリーでした。

*1:アルバイト先の先輩の同級生だったので、一度お会いしたことがあります。キレイだった・・・