仕事をちょっと本気で考える

退職する同期にはよく悩みを打ち明けられたり
悩みをぶつけられたりしましたね。


彼女は総務部門で社内物品の管理を主に行っていました。
「今やっている仕事にやりがいが何も感じられない」
「こんな仕事誰にだってできる」
「この仕事をしたくて大学を出てこの会社に入ったんじゃない」


自分も今経理の仕事をやっているわけですが
それをやりたくてこの会社に入ったということは決してないんですよね。
華のある現場に配属され
張り切っていたものの失敗の連続で沈み、追い出される形で異動。
総務部門に配属されたときは
「がんばろうと思うけど・・・総務ってどこにだってある仕事やん」って思いました。
外部のお客さんと接する機会なんてないし。
サービス業を目指していた自分には複雑な気分だったんですよね。


そんな自分を変えた一冊の本がありました。
それは「総務部総務課 山口六平太」という漫画。
ビッグコミックに連載されています。
彼みたいな臨機応変に時に大胆なことを考え付く人間、
誰からも愛され、誰からも一目置かれる存在にすごくあこがれたんですよ。


そんな人間になりたい。
たくさんの社員に信頼される人間になりたいと思ったので
積極的にほかの営業所やや仕事相手の会社などにも顔を出して
顔を売ったり人間関係作りに力を入れましたね。
社員の大半が「いい人」なので
「仲間のために仕事をがんばろう。」
「この人たちに好かれたい」・・・と強く思えました。


この会社に入ったきっかけなんて吹き飛びました。
仲間のためにがんばること、それは経理に移ったって変わっていません。
それが今の自分のやりがいだな、と思ったりします。


仕事に大切なのは
学歴じゃない、能力だってすべてではない
大切なのは「人間としての力、人間としての魅力」だと思っています。
それを磨くように仕事の時間もプライベートな時間も心がけようかなと。
コンサートにいくことでも磨かれるものなのかな〜。